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水稲用の土壌改良材アイデンカルス!カルスNC-Rとの違いと効果とレビュー口コミを紹介

※この記事はプロモーションを含みます。

前回リサール酵産株式会社さんのカルスNC-Rについてお話させていただきました。カルス菌といわれる微生物をつかって土壌改良をしていく資材です。

今さら聞けない話題の土壌改良材カルスNC-R!効果的な使い方

ただカルスNC-Rを調べると同時にアイデンカルスやアイデンマックといった資材が出てきます。今回は水田用のカルスNC-Rであるリサール酵産株式会社さんのアイデンシリーズのご紹介となります。

水田用とは書いてありますが、何が違うのか、畑には使えないのか口コミやレビューなどをお話していきます。年間数多くの農業資材メーカーの方とお話する機会の多い管理人が自身が働く資材屋で聞いたお話を踏まえてお話します。

アイデンカルスとアイデンマックとは

カルスNC-Rでご紹介させていただいた時と同じくアイデンカルスとアイデンマックとは簡単にいうと

水田専用土壌改良材

です。

リサール酵産さんが開発したカルス菌を使った土壌改良材というところはカルスNC-Rと同じですが、アイデンカルスとアイデンマックには水田用となっています。

アイデンカルスと使うことによって

  • すき込んだ藁などの浮きを軽減できる
  • ガスの発生と抑える
  • 継続使用で作物の品質の向上・収穫量アップ

といった効果が期待できます。藁の浮きは作業のじゃまになったり農薬などがうまく作用しなかったり太陽光が水中に届かなかったりと大きな被害が起こる可能性があります。カルス菌で藁をしっかりと微生物に分解させることでそれを防ぎます。

その結果、分解されない藁が原因のガス湧きも抑えられます。ガス湧きは発生で根に傷みが起こり育成に害が出てきます。

そして土壌改善をしていけば良い土となり良い作物ができるというわけです。そんなアイデンシリーズは2種類ありますので、その違いを説明していきます。

アイデンカルスとアイデンマックの違いとは

アイデンカルスとアイデンマックの違い

アイデンシリーズには2種類の資材があります。

  • アイデンカルス
  • アイデンマック

の2種類です。

アイデンカルスは粉状で圃場への広がりが速く、1反に10kgの使用量となります。粉状になっているので粒上のアイデンマックより効きが早く春起こしや田植え直前に撒くのに適しています

対してアイデンマックは粒状となっておりアイデンカルスに比べ風に強い日でも撒きやすくなっています。また匂いも軽減されており使用量も1反に5kgとなり、アイデンカルスよりも少なくてすみます。ただ粒状に作られているため効くまで時間がかかり、秋起こしのタイミングで散布する必要があります。

カルスNC-Rとアイデンカルス、アイデンマックの違い

答えを簡単に言うと

内容物が違う

となります。詳しくお話します。

畑では土壌改善には連作障害対策も含まれています。とはいえ連作障害は稲作だけの水田ではあまり聞きません。ですので、畑用であるカルスNC-Rには土中の悪玉菌や線虫なども対象に考えられていますが、水田用のアイデンシリーズは違います。

アイデンシリーズは水田で作られる稲・麦限定で、稲わら、麦わら、緑肥、雑草などを分解することを考えられた組み合わせになっています。

カルスNC-Rを水田に、アイデンシリーズを畑に使えるか

上でも書かせていただいた通り内容物が変わりますので使えません

それぞれにあった内容物となっておりおりますので、当然水田用のものは畑には使えませんし、その逆も一緒です。使ったところでうまく作用しませんので使わないようにしましょう。

アイデンカルス
created by Rinker
アイデンマック
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アイデンカルス・アイデンマックの使い方と効果

アイデンカルス・アイデンマックの使い方と効果

使い方は簡単に言うと田んぼに撒いて耕すだけです。こちらの動画がわかりやすかったので貼っておきます。

圃場10アールに対して5kgのアイデンマック(アイデンカルスは10kg)、それを油かす20kgに混ぜて、すぐにトラクターで耕します。

他にも籾殻を加えての使用やアイデンマック5kgと硫安10kgや5kgの組み合わせなどが事例として挙げられています。

ここで簡単な事例と効果をまとめました。

アイデンシリーズの事例

  • 農薬を殆ど使わない米生産で使っており、高温障害を抑えられている
  • ワラ浮き対策として使用、今ではなくてならない存在に
  • 台風地域で風に倒れにくい稲を目指して使用、丈夫に根張りが良くなり育成にバラツキもなくなった
  • 農薬や化学肥料を使いたくないが労力を増やしたくはないため使用、不作の年でも収穫が他に比べ差が出てくる
  • 米のあと麦の二毛作のため使用、ガス湧きを抑えられ省力化に成功

などの報告例があります。各地で米や麦、二毛作などに使われており効果を発揮できているようです。

アイデンシリーズの口コミ・レビュー

レンゲでの稲作に利用していますが、有機物の分解が良くガス沸きも抑えられていると感じています。面積当たりの使用量も少量で済み、高齢者には助かります。

星5つ

カルスNC-Rほど口コミやレビューは多くなかったものの高評価のレビューが有りました。

まとめ

今回は前回お話したカルスNC-Rと同じくリサール酵産さんで作られているアイデンカルスとアイデンマックについてお話しました。

アイデンカルスは粉状、アイデンマックは粒状となっております。粒状にしたのは風で飛ばされにくく機械散布も可能にできるようユーザーより要望があったとのことでした。ただ効いてくる時間が違いますので、注意が必要です。

アイデンカルスとアイデンマック共に水田専用のため畑などでは使えません。使っても効果がないので使わないようにしましょう。

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