玄米や白米にわく虫たちの対処方法とおすすめアイテム

玄米や白米にわく虫たちの対処方法とおすすめアイテム

日本人の私達にとって食生活でかかせないお米。健康志向で玄米を食べる方や白米にして食べる方などいらっしゃいますがどちらにせよ日本米は生活とは切っても切れません。ただそんなお米ですが保存方法で困る方が多くいらっしゃいます。その原因は虫!

特に湿気が多く高温になる日本の夏は玄米にも白米にも虫がわきやすくなります。今回はプロの米農家の方からご家庭でもできる玄米や白米にわく虫の原因・対処方法をお話させていただきます。

年間数多くの農業系展示会に出席し様々なメーカーの営業さんや関係者とお話する機会のおおい管理人が、そのお話から得た情報や自陣が働く資材屋での売れ筋や人気からおすすめアイテムもご紹介!これを読めば玄米と白米にわく虫のことや対処方法、そして便利商品がわかります!

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お米にわく虫について知っておこう

主に玄米でも白米でもお米につく虫は2種類です。もちろんそれ以外もいますが、この2種類を覚えておきましょう。

コクゾウムシ

Maize weevil

コクゾウムシは一般的に「コメムシ」と呼ばれています。米袋に穴を開けて潜り込んだり飛ぶこともできるため飛んで来たりして米にありつきます。白米が好きですが、玄米のほうが繁殖しやすくなります。

20度以上で卵が孵化し幼虫は白いためお米にいると見分けにくいです。15度前後でも活動し20度~30度で60~80%くらいの湿度をこのみ、活発に動き成虫が産む卵の数は300~400個。1ヶ月ほどで成虫になります。米に穴を開けて卵を産み付けお米を食べます。

つまり日本の夏はコクゾウムシにとって最高の状態です。ただ15度以下では活動低下し繁殖ができなく、-20度の温度下だと一週間から10日で卵、幼虫、成虫ともに死んでしまいます

ノシメマダラメイガ

Indianmeal moth 2009

お米に蛾やイモムシがいればこのノシメマダラメイガの可能性が高いです。部屋の中で小さな蛾が飛んでいることがあればまずこいつでしょう。幼虫は白いイモムシで糸を吐いて米同士をくっつけて巣を作ります。

幼虫は意外にもお米の袋を食い破って米の中に入れり、お米やパスタやビスケットなどの穀物系をこのみ食べて数週間から1ヶ月ほどで成虫になります。基本的に湿気を好み成虫は100個の卵を産むこともあるため駆除が大変です。

玄米と白米どっちが虫がわきやすいか、何が原因か

基本的には糖分がおおい玄米のほうが虫が湧きやすいです。糖分は栄養価が比較的高く虫は好みます。

そして虫がわく原因ですが

  • 稲刈りの時点で卵が産み付けられていた
  • 米袋の通気口から侵入
  • 米袋を食い破って侵入
  • 買ったあとの管理の悪さ

などが考えられます。ですが今は精米時に虫に食べられた割れた米や虫などの異物はほぼ取り除かれるため、買う前より買ったあとに虫がつく可能性が高くなります

ただ米の中に入り割れてない状態で虫が入っていると今の技術でも取り除かれたりはしないようです。

あとは買ったあとの管理状態に全てがかかっています。正しい状態で管理することで虫がわくのをある程度防ぐことができます。

お米を虫から守る対処方法

ご家庭で虫からお米を守るには大きく分けて以下の方法があります。虫は比較的ヌカ切れが悪い米を好み長期保存された米や湿度や温度が高い場所を好みます。つまり

  • 買いすぎないで長期保存を避ける
  • お米を保管する専用冷蔵庫に保管
  • 虫の侵入を防ぐ密閉容器に保存
  • 虫除けアイテムを使う

というのが対処法となります。詳しく解説していきます。

長期保存を避ける

ご家庭でつかう1ヶ月分以上を買わないで、長期保存を避けるというのが一つの方法となります。特に夏は上でも書いたように虫にとっては好環境。その時期だけでも短期間分のお米しか買わないというのがいいでしょう。

買ったあとは風通しがよく、湿気がない場所に保存します。階段の1階と2階の中間、つまり踊り場は風通しが比較的いい場所となります。また密閉しない場合は米袋(紙袋)には調湿効果がある程度あるため、風通しを良くするために入り口をガバっと開けて新聞紙を米の上に敷くといいそうです。

玄米保冷庫や米びつ保冷庫などの専用冷蔵庫に保管

近くにスーパーがない場合や農家さんなどはどうしても大量にお米を保存することが必要となってきます。そういった場合はお米専用の冷蔵庫があると安心です。

虫の生態上先程も書いたとおり低温が苦手です。基本お米にわく虫は温度が低いと活動できなく卵も孵りません。コクゾウムシの場合は15度以下で活動しなくなり-20度以下だと死滅します。

また虫が活動しにくくなるだけでなくお米の酸化も防ぎ新米の美味しさをある程度守ってくれる保冷庫は一石二鳥のアイテムと言えるでしょう。ただ玄米保冷庫と白米で使う貯蔵庫は違う商品となるのでそこは注意が必要です。玄米保冷庫と白米保冷庫についてはこちらの記事でおすすめをご紹介しています。

玄米保冷庫は色々種類があり上の記事でおすすめを見つけることができます。また家庭用の白米保存米びつでしたら「愛妻庫」がとても人気です。愛妻庫だけでなく保冷米びつは常温では常に下がっていく美味しさを保つことができ、なによりも約15度で保冷ができるため虫の活動や繁殖を抑えることができます。

保冷米びつ「愛妻庫」KSX-31 静岡製機
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密閉容器に保存する

こちらは少し面倒ですが、ジプロックやペットボトルにお米を入れて保管する方法となります。とはいえジプロックの場合はメイガの幼虫であれば食い破って入ってくる可能性もあるため野菜室や保冷庫にいれて保存しましょう。

しっかりと栓をしめて密封することでお米の鮮度も維持できます。少ない量であればお米を買ってきてすぐに小分けにして移し替えましょう。ペットボトルやジプロックはもとより冷蔵庫などに入れて使うものなので冷蔵庫での保管がしやすいのも利点です。もしできるのであれば一回に炊く分ごとにわけると使うとき楽ですよ。

ちなみに清潔でないものやペットボトルはしっかりと洗って完全に乾かして、できれば天日干しなどで消毒してから使いましょう。実はお米専用のジップロックのようなアイテムもあります。

お米保存専用パック・ネルパック

ネルパックは袋内を無酸素状態にすることでお米などの穀物の新鮮さを保つことができる専用保存袋です。

お米の味を守るために無酸素にしカビを抑え美味しさを約1年間も保存することができます。そうすることで虫を死滅させて虫による被害を防げます。ちなみに種籾の保存にも効果的です。

家庭用の2/3/5kg用パックや農家さん用の10/15/30kg用パックがあり再利用用の脱酸素剤も売っています。

ネルパック
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ネルパック用脱酸素剤エージレス
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お米用の虫よけアイテムを使う

昔から唐辛子は虫を防いでくれるというのどこかで聞いたことがあるでしょう。米びつやお米に乾燥唐辛子を入れるというのはよく使われている対策です。だいたいお米10kgの袋に5~6本の乾燥唐辛子を入れるのが目安です。

唐辛子にあるカプサイシンという成分が虫が嫌う成分だそうですが、唐辛子の中でもものすごく辛いジョロキアを使うとさらに効果があるのではないかという実験もYOUTUBEにあったので参考にどうぞ。

ただもちろん虫に効果はあるものの劇的な効果というわけではなく、ある程度効くという程度です。この対策のみしかしないというのはおすすめできません。

他にも生にんにくなども効果があり、だいたい2週間位で交換するのが良いとされています。

他にも本当の食材を使わずに成分だけを抜いた虫除けグッツが多数あります。また虫よけグッツではないですが、米びつ内に入れる湿度を下げる乾燥剤もあります。こちらも湿度を下げ虫の好む状況を作らないという点で効果的です。

お米用防虫剤
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すでに米びつの中には虫がわいている場合

いままでは以下に虫を避けるかをお話してきました。次は虫がわいていた場合ですがこちらは上でもあげた虫よけグッツを使うのも効果があります。ただ動画でも分かる通り完璧とまでは行きません。すでに虫がわいている場合は虫を100%取り除くのは難しいです。

一つの方法としては、日陰に新聞紙を敷いてその上に米を広げて干すのが効果的とされています。太陽に直接当ててしまうと風味などがおちてしまいます。

虫がわいているお米を食べても大丈夫か

もちろん食べないにこしたことはありせんが、食べても問題は基本的にはありません。虫は非常に高タンパクで実は栄養があり世界各国で食べられています。東南アジアなどのマーケットでは食料としての虫の量り売りなど基本です。

タイのマーケットにて

ただアレルギーなどが出る可能性もゼロではないのと見た目や気分の問題からできるだけ取り除きたいですよね。

米から虫を取り除く

こちらは米を研ぐ際に水につけて軽くかき回すと、虫や虫に食べられた米などが浮き上がってきます。それらを取り除くのが一番簡単な方法となります。もちろん100%取り除けるものではありませんが、何も浮き上がってこなくなるまで続けましょう。

地道ですが、米を研ぐ祭に取り除くのが一番手間が少なく効果的です。

まとめ

今回は玄米や白米などのお米を保存しているときにわく虫についてお話しました。虫は基本的に

  • 高温多湿を好む
  • 米袋を食い破ってまで入ってくる
  • 繁殖がはやい
  • 保存にはできるだけアイテムを使う
  • 最悪食べても基本問題はない

ということを覚えておきましょう。

ただ虫がいるということは良いお米だという証拠でもあります。強い薬を使っておらず食べても安全だということです。農家さんに感謝をしながらしっかりと対策をしてお米を保存しましょう。

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