水稲の育苗には色々な過程があります。その中でも重要な種子消毒、浸種、催芽、播種という基本的な部分。
簡単に言うと種を消毒して、薬剤を浸透させ、均一に発芽をさせる作業となります。キチンと処理を行うことで健苗を作ることができます。
今回はその催芽についてお話していきます。
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催芽とは
簡単に言えば、催芽とは「お米の種籾を発芽させること」となります。
温めのお湯につけて種籾の発芽をさせますが、芽を均一に出させることが目的です。
基本的に際が温度は28から30度くらいの温度で、15から20時間で種がハト胸状態となります。
この時芽が長く伸びすぎないように注意しましょう。
温度が高すぎると細菌性の病害が発生しやすくなるので温度管理が非常に重要となります。
稲の出芽遅延や不揃いは催芽がうまくできていないことが多いので、均一に種籾がハト胸状態になるように催芽機などを使いしっかりと催芽を行いましょう。

催芽の方法
発芽をするには催芽機を使うのが一般的です。ただお風呂で催芽をしている人もいるようです。
ですが、お風呂でやる場合は付きっきりで最新の注意をしなければなりません。注意ポイントとしては催芽機も同じですが、
- 発芽をしすぎないようにする
- お風呂から上げた後の予熱でも根が伸びるので要注意
- また濡れているだけでも発芽が進むので注意
- こまめに確認し種の状態をよく確認する
- 途中で湯を足す
- こまめに天地返しをする
ですが、基本的には浴槽の上下で温度差が出たりして一定温度を確保しづらい。催芽機を使うのをおすすめします。農業向けや個人向けなど今は様々な催芽機があります。
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おすすめの催芽機
ハトムネ催芽機 アクアシャワー タイガーカワシマ
今まで曖昧だった積算温度、催芽時間が表示されるため、作業の進行具合を確認できます。空焚き防止機能と温度過剰防止機能の安全機能も搭載。
種籾に必要な酸素の補給と水温管理ができ、理想のハト胸状態が簡単にできるようになります。
型番がいくつかありますが、催芽する籾殻の量によって選ぶ機種が変わってきます。個人の方からプロの農家の方までおすすめできます。
型番 | 最大籾量(kg) |
AQ-100 | 40 |
AQ-150 | 60 |
AQ-200 | 80 |
AQ-250 | 100 |
AQ-300 | 120 |
AQ-500 | 200 |
正直今ですと催芽機といえばこれ!というほどの人気の催芽機です。売筋でクレームなども少なく誰にでもおすすめできます。
まとめ
田植えに入る前段階の育苗はその後の苗の成長にとても大きく関わってきます。あまり我流でやらず、しっかりとした機材で行いましょう。結果それが健苗をつくる秘訣となります。