2022年現在、玄米保冷庫はどのメーカーもコロナの影響で半導体不足になっており輸入されず欠品状態が続いておりますが、市場には少しずつ回復傾向にあります。物やタイミングによっては簡単に買うこともできます。
お米の収穫の時期がやってくると同時に今度に問題になってくるのがお米の保管。お米の保管は精米後よりも精米前のほうが約1年くらい長持ちするのは皆さんご存知かと思います。
家庭での保存方法などはこちらの記事へ⇒白米・玄米などのお米の長期保存の基本と保存用袋
そして精米した後はだいたい1ヶ月程が美味しく食べられる期間で、その後どんどんと風味は落ちていきます。
となれば皆さん玄米で保管しておくと思うのですが、そのときに必要になってくるのが玄米保冷庫。今回は多くの農業資材メーカーの方と話す機会の多い管理人がたくさんのメーカーから聞いて、実際に働く資材屋でも売れている保冷庫をピックアップでオススメします。
電気屋ではなく農業資材屋だからこそおすすめできる玄米保冷庫たちです。ついでにお米の保存方法の基本もおさらい!
そもそものお米の保存の基本
基本的にお米の保存は玄米でも白米でも以下のことを頭に入れておきましょう。
となっています。要点は「常に上の状態である場所」というところ。
そして精米後は殻の中身の白米部分がどんどん空気に触れることによって酸化し、風味が落ちていきます。
ちゃんとお米を保存しておかないとどうなるか
簡単に言うと以下の問題がでてきます。
どちらも食としては大問題ですね。これらの問題を解決するためにまずは保存するときは「玄米」の状態で保存することとお米の保存の条件を整えることのできる「玄米保冷庫」が保存には最適になってきます。
玄米保冷庫を使うメリット
玄米保冷庫を使うことどんなメリットが有るかというと
といったメリットがあります。特に一番上の風味のメリットは大きいですよね。誰だっていつでも美味しいご飯を食べたいものですから。
収穫したお米や玄米で買ってきたお米を「玄米保冷庫」で保存するのが最適だということがわかっていただけたと思います。次にどんな玄米保冷庫がおすすめなのか実際の売れ行きを踏まえておすすめいたします。
お米にわく虫対策に特化した記事はこちら
おすすめの玄米保冷庫
玄米専用低温貯蔵庫「米っとさん」 LHR-14 アルインコ
こちらは大人気の商品。14というのは14袋(1袋:30kg)=7俵分保存ができるという意味なので、こちらはご自分のご希望に合わせた量の玄米保冷庫を選びましょう。
10・14・21・28・35・40のサイズの保冷庫があります。
まずは旧モデルよりも20%の省エネに成功したエコモデル。常に電源を入れておける電化製品はやはり電気代も気になるところですが、こちらは電気代を抑えらます。
さらに冷凍ユニットで5年、本体で1年の保証付きで何かあっても安心の保証付きです。
また扉の取っ手が大きくなり開閉がらくらくで、表示パネルも大型化し更にシンプルな表示になったので見やすくわかりやすくなりました。
設定温度もお米の保冷に最適な「温度7℃~15℃まで設定可能」です。さらに紙坪も防露ヒーターがあり庫内温度湿度を最適に保ち、結露防止や置き場所にもすのこを用意し湿気が溜まりにくくなっています。
何よりも嬉しいのが、ネットで簡単に買っても、ちゃんと設置業者が連絡をしてきてくれて設置する都合のいい日を調整し設置してくれるというところ。重くて設置する場所によっては効果が発揮されない玄米保冷庫をちゃんとプロの方が設置までしてくれる安心感があります。
アルインコさんの玄米保冷庫は基本的に設置込みなのでそこはとても安心ができますよね。なので保冷庫が初めてという方や今のものが不満があるから買い替えという方にも正直全サイズおすすめができます!一番売れています!
※注意点として保冷庫を運べる大きなトラックが入れる道沿いに設置場所があることや保冷庫を運び入れる大きな扉があることなどがあります。
玄米保冷庫熟っ庫「うれっこ」アルインコ
こちらのキャッチフレーズが
「お米を美味しくする貯蔵庫」
です。かなり気になりますよね。原理は通常玄米保冷庫は7~15度の低温でお米の劣化を防いで保存させますが、こちらは0度以下で保存させる「氷温熟成貯蔵」をすることで玄米を「熟成」させることです。
そうすることでお米の粘り、甘み、ツヤまでもがよくなりぱさつきにくいご飯ができます。氷温設定をすると-1度で40日間熟成させてその後12度を管理を自動でしてくれます。
もちろん普通の温度管理もできて-5度から15度まで設定可能です。つまりは上の米っとさんプラス氷温貯蔵ができる最高の玄米保冷庫になったということです。
サイズは16袋タイプの他に、10・16・24・32・40があり物によっては単相100Vと三相200Vの選択ができます。
他のメリットも米っとさんと同じということでまさにこれを選ばない理由がないという玄米保冷庫ということになります。
マルチ保冷庫「まるごとどんと」MC-602S-W エムケー精工
こちらは玄米やお米オンリーというわけではありません。漬物や味噌の保存にも使える「低温コース」、お米の保存につかう「お米コース」、そして野菜の保存につかう「高温コース」の3種類のコースでマルチに使える保冷庫となります。
サイズは3袋(1袋:30kg)用の252、5袋用の352,7袋用の452、10袋用の602、14袋用の802があります。
すのこと結露防止ヒーターで湿度対策はバッチリ、頑丈で高品質な作りをしていて見た目もコンパクトでシンプルなおしゃれな感じがします。
操作も簡単なシンプル設計ですので、誰でも簡単に扱えます。こちらも5年保証がついていて安心の製品です!
番外編 白米用低温米びつ「愛妻庫」KSX-31 静岡製機
少し番外編で精米した白米も食べるまで美味しく入れておく米びつの愛妻庫をご紹介。
シンプルなデザインでキッチンにあっても違和感なしの米びつですが、機能はしっかりしていて、15度の温度でしっかりお米を保冷してくれます。上の方でもお話したように温度や湿度、酸素でどんどん風味が落ちていく白米は保存が難しくどんどん劣化していきます。
そこで保冷をしながら保存することで劣化を防いでくれ、虫やカビもシャットアウト!さらに省エネで電気代も一日8円ほどで運転します。気になる運転音も非常に静かで最高の米びつです。
そしておすすめできるほどに売れているアイテムです!31kg分入れておけてお米が入れやすい大きな投入口や幅が30cmしかないスリムデザインも売りです。
保冷米びつで美味しく毎日のご飯を食べてみてはいかがですか。
まとめ
今回は日本人にとって欠かせないお米の保存方法をご紹介しました。玄米で食べるまで保存し、さらに白米になっても保存に気を使うことで毎日美味しいご飯が食べられます。
また農家さんも玄米で保存しておくことで収穫から時間がたったお米でも美味しい状態で売ることができますので、ぜひともおすすめです。お米社会の日本にとっては欠かせないアイテムとなります。
なかでもアルインコ製の低温貯蔵庫は人気が高く、その理由はすべて国産製造品で大手業務用冷蔵庫メーカーと提携して作られている安心の保冷庫です。省エネモード搭載で電気代もお得。とりあえず迷ったのであればアルインコ製で
- 玄米専用:HCR・LHR
- 玄米&野菜保存:EWH・LWA・TWY
- 大農家用大容量:HXR
- 玄米・白米の家庭用:TTW(米びつクーラー)
の型番の物を選びましょう。基本的に高額な玄米保冷庫はメルカリなどに中古で安価ででていることもあります。チェックしてみてもいいかもしれませんが大型のものとなるので送料や状態をよく確認しましょう。