体が資本である農業や工事現場・土木作業で働いている方は仕事を続けるために常に体をケアしながら働く必要があります。パソコンなどで作業する仕事であれば寝たきりでも上半身が動かせたり腕が動かせると続けることができますが農業・現場作業はそれができません。つまりなぜなら体が思うように動けなくなるイコール働けなくなるということになります。
以前スポーツ選手などがトレーニング後の生活で履くリカバリーサンダルについてお話しました。仕事終わりに家や移動でリカバリーサンダルで体の回復やケアをするのはもちろん大切ですが、実際に作業をしている間も腰や肩のケアを考えなければ行けません。
⇒リカバリーサンダルどれを選べばいい?ウーフォスとrig(リグ)の履き心地を比較してみた
そうでないと農作業や現場作業中にぎっくり腰が発症してしまったり、無理に体を使うことで腰痛や肩こりが発症し作業に支障が出ることがよくあります。こちらのブログでは腰や体を守る現場道具を幾つかご紹介してきました。
今回は実際に着たり体につけることでケアする、サポートアイテムとアシストスーツについてお話します。
年間数多くの農業資材展や建築資材展に赴き、実際に今どの現場資材展にも出展しているほど話題のある作業サポートアイテムのアシストスーツやサポート資材を見てきている管理人が実際にメーカーの方と話したり、実際に管理人が働く体ケア資材の売れ行きなどを踏まえてお話します。
アシストスーツとは
ここ5年くらいでいろいろな場所で聞くようになって、様々なメーカーが出し始めているアシストスーツとは
簡単に言うと体に装着して作業の体への負担を軽減してくれる補助スーツです。
今では農業、介護など様々な業界で使われており介護や建築、農業系の展示会に必ずと行っていいほどいくつかのメーカーがアシストスーツを展示していて実際に試着できます。そんなアシストスーツには幾つか分けることができて
- 電気が必要な電動型
- 電気が必要のないタイプ
にわけることができます。ただ電動タイプは値段も高い上に簡単に手に入れることもできません。またメンテナンスや重くて一人では着るのが難しいこともありなかなか紹介がしにくいものとなります。今回は電気が必要のない体につけるだけのタイプをお話していきます。
その中でもおすすめが
- アトリエKさんのパワースーツシリーズ
- イノフィスさんのマッスルスーツ
- AEROバッグ
です。おすすめな理由はアシストスーツの中ではよく選ばれているのがこれらのメーカーさんだからです。それぞれ詳しく見ていきます。
安価で人気が高いパワースーツシリーズ
まずは各社が出しているアシストパワースーツと呼ばれるものがあります。アトリエKさんやNSPさんなど様々なメーカーが出していますが、まだ裏が取れているわけではなりませんが出どころは一緒なのではないかと思うほど同じタイプの商品があります。
それらを分けると
- 体周りの補助スプリングが6本のパワースーツX
- 補助スプリングが10本のパワースーツX極(NSPさんにはなし)
- 背筋までスプリングがあるワーキングパワースーツX
- まずは試しのアシストスーツとしてタスケル
に分けることができます。パワースーツXと極は腕サポートと脚サポートも別売りであり、それらも装備することでさらにサポート力がアップし快適に体ケアをしながら作業が可能になります。わかりやすく店舗によってはセット売りもされています。
まずは試したいアシストベスト「タスケル」
こちらはアトリエKさんやNSPさんで扱っているシリーズの中では最も安価なアシストスーツであるタスケルという商品です。特徴をまとめると
- 背中から腰にかけて4本スプリング
- 腰への負担20%減
- 通気性のいいメッシュで着心地がいい
- シリーズの中では安価
となっていてお値段も大体1万円くらいでまずは試してみたいという方におすすめです。
腰と背筋をサポートするため現場や農業での作業以外にもデスクワークで座りっぱなしの方にもおすすめができます。300gくらいと軽くベストの形をしていて身につけるも簡単にできます。なので女性の方なども快適に作業をすることができます。
腰を固定するものではなくあくまで姿勢を保つ補助道具となっているので正しい体の使い方に近づけてくれて作業効率がアップします。アシストスーツが気になる方はまずはタスケルを試しましょう。
タスケルのレビュー
これで3度目の購入です1度目はお試しで2度目は希望者に3度目は前回希望を出せなかった一人に購入しました誰もが、普通の腰痛サポーターよりも使いやすくて効果があると言っています私自身は最初Lサイズを購入しましたが、男性が一人Mサイズを購入したがやはりサイズがきついとのことで、私にはLサイズはちょっと緩かったので交換してMサイズを着用しています腰への負担が減り、腰が楽になりますとても助かります
楽天レビュー 星5
ワーキングパワースーツと極
次はパワースーツとパワースーツ極のご紹介です。この2つの違いはというと
補助用スプリングの数が6本か10本か
の違いとなります。この2つの特徴としては
- 前かがみが多い作業をサポートする強力スプリング
- 男女兼用
- 腕サポート脚サポートを装着できる
- 極はノーマルより30%も性能が向上
となっています。アシストスーツ全体で見てもかなり人気のスーツで、ノーマルタイプが20000円前後、極が25000円くらいとなっていて少し高いですが手が出ない値段ではありません。もし購入を検討しいる場合は腕サポートと脚サポートがついているフルセットがおすすめです。
レビュー
中腰姿勢を長くする方にプレゼントをしました。腰や背中が長時間経っても曲がらずに楽で良いと喜んでいました。重い物を持ち上げる作業では、まだ腰に負担がかかるそうです。畑などの作業には向いていると思います。お年寄りは結構きつく締まるのであとが残ります。厚めの服の上に装着した方が良いと思われます。その場合ワンランク上のサイズを選択した方が良いと思います。
楽天レビュー 星4
腰椎椎間板症で、農作業がほとんどできなくなってきていました。知人から紹介され、購入してみました。なんと、腰痛が全くなくなりました! 終日使用しているとやや苦しいですが、腰痛と比べればへっちゃらです。
楽天レビュー 星5
もっと早く出会っていれば、椎間板が潰れることもなかったのではと、考えてしまいます。
アシストパワースーツX
人間工学に基づきX型に力をアシストするように設計された最強のパワーアシストスーツです。腰だけではなく背筋からスプリングを聞かせてアシストすることで負担を軽減。また脚サポートももとから付いており更に腰をかがめて荷物を持ち上げる作業をサポートします。
特徴をまとめると
- 無動力でのアシスト力はトップレベル
- 建設・農業・物流・整備・介護まで様々な作業をアシスト
- サイドベルトで腰が安定
- 背筋をサポートで重量物の引き上げサポート
となっています。お値段は4~5万円となっておりますが、値段を裏切らないサポート力があります。
レビュー
重たい物を持ち上げる際には腰が楽ですね。
楽天レビュー星5
ずっと中腰の姿勢を保っていても疲れません。装着に慣れるまでは、少し時間が掛かりますが
一旦慣れてしまえば、すぐに装着が出来ます。最初は家内がMを購入して、今回はリピートで私がLを購入しました。
余計な外部電源の必要も無く大変助かっております。
介護の為の腰サポート用にという事で購入しました。
中腰の状態から腰を入れて持ち上げる際は、相当楽になりました。
ただ一つだけ難点を記載させて頂くと、装着する際どうしても時間がかかります。
楽天レビュー星4
ピッタリ装着しないと無意味になってしまいますので、もう少し早く装着が出来れば良いと思いました。
そんな訳で星一つマイナスの4つにさせて頂きました。
マッスルスーツEvery
こちらは空気圧を使って体を補助するタイプのアシストスーツになります。なんと最大で25.5kgの重さをマイナスにできるということです。つまり50kgのものが24.5kgに体感できるとのこと。
こちらのメーカーは2種類のアシストスーツがあり、
- タイトフィット:少しかがんだ状態から補助力が効くがあまり動き回るのには適していない。
- ソフトフィット:歩き回ることを考えられて設計されているが腰の角度が35度を超えないと補助が発揮されない
というタイプになっています。このブログを呼んでくださっている方はソフトフィットの方が適応されるかと思います。違いはももパッドに余裕があるかしっかり固定するかの違いとなっています。本体自体は3.8kg。
重いものの持ち運び・ 雪かき・ 農場での収穫作業などを助けてくれるアシストスーツです。
レビュー
そんなに期待しないで購入してみました。農作業に使う予定ですが、こちらは春になるまで出番がありません。先日、雪が降ったので雪かきに使ってみました。驚くくらい腰へのサポート力があります。いくらでも雪かきできるくらい。全然腰がいたくありません。しかし、どんどんできてしまう分いつもより腕には負荷がかかっているのか腕が疲れます。それでも、これは買ってよかったとおもう品です。
楽天レビュー 星5
深夜の親の介護に3人がかりでやっていたが、一人で対応出来た。腰の負担は減ったが手足の筋肉痛が出たように思う。延長保証登録の個体識別番号の場所が説明と違い探し回った。
楽天レビュー 星4
こちらは人気YOUTUBERの方も紹介されています。
アシストスーツなら|マッスルスーツEvery(エブリィ)HPはこちらです。
Aeroback
こちらはAerobackという空気圧タイプのパワーアシストスーツになります。こちらもタイプが2種類あって
- シングルタイプ:12kg分のサポート
- 通常タイプ:18kg分のサポート
となっています。先程のEveryよりはサポート力が落ちますが、女性にも嬉しいわずか1.8kgの重量しかありません。牛乳パック2本分の軽さです。
また生活防水仕様で突然の雨にも大丈夫な作りになっており、中腰に特にサポートが効くように設計されています。まさに農業や建築向き!
ただマッスルスーツより若干高めのお値段設定になっています。
レビューは見つかりませんでした。
まとめ
今や日本人の5人に1人が腰痛持ちと言われるほど、生活習慣病となっている腰痛。毎回接骨院にいったり、湿布代を考えるときちんとした姿勢を意識して少しでも腰を補助できるアシストスーツをできるだけ早めに取り入れたほうが結果かかる金額は少なくなります。
癖や慢性化してしまったらそれこそ毎日お金がかかります。農業や建築で一番悲鳴を上げる腰。お金は稼ぐことができて、道具は買い換えられますが、体はそうはいきません。
将来少しでも長く仕事をしたり将来的にお金を節約したいのであれば、できるだけ早めに取り入れましょう。ぎっくり腰をしてからマッスルスーツを使っている方もいらっしゃいます。
男性でいたらマッスルスーツ、女性でしたらAerobackがおすすめですが、もちろんまだそれほど腰に何かを感じるわけでない場合は、最初に紹介したワーキングパワースーツから試してみてください。
現場作業でのカラダケアサポートアイテムの記事はこちら
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