秋のお米の収穫に欠かせないコンバイン!ただコンバインって刃がいくつもあって正直刃だけでもメンテナンスが大変ですよね。
今回はコンバインの刃の中でもさらに「ワラ切刃」についてのお話。
ワラ切刃って調べるとたくさんあるけど、どんな種類があって、それぞれどんな特徴をしているのか。メーカーや刃の交換の時期は?などの疑問に答えていきます。
多くの農業資材メーカーの方とお話する機会の多い資材屋で働く管理人が聞いたお話をまとめていきます。これでコンバインのワラ切刃についてはバッチリ解かります。
コンバインのワラ切刃の種類
ワラ切刃はコンバインの脱穀をするドラム内でワラを細かく粉砕する時に使用する刃となります。
メーカー
まずはコンバインのワラ切刃のメーカーです。純正品意外ですと
- 皆川農機
- ナシモト工業
が有名です。大体純正でない場合はこの中から選ぶ形になります。
素材のランク
次に同じものでも素材によって呼び方が違います。金色のものやブルーのものなど色々ありますよね。そこで呼び方とランクをまとめました。
性能 | |
ドラムカッター | 通常品のスタンダードな刃 |
スーパードラムカッターゴールド(ナシモト工業) | 特許刃形状が生む圧倒的な切れ味で高耐久 |
スーパードラムカッタークリア(ナシモト工業) | 見た目の塗装をなくしたことで少しお安くでも耐久性はスーパードラムカッターと同じコストパフォーマンス重視型刃 |
ブルーカッター(皆川農機) | コーティングされていて錆びにくい、その上高耐久で長持ち |
大体上の3種類に分かれています。一概には言えませんがスーパードラムカッターは金色が多く、ブルーカッターはその名の通り青くなります。
どちらも上位刃で、高性能コンバインや高速コンバインに耐えうる耐久性と切れ味を持っています。コンバインが高性能ならこれら一択でしょう。
コンバインメーカー別ワラ切刃の選び方
毎年買い間違いをする人がかなりいます。場所やお店によって返品ができなかったり返品するのに手数料がかかったり、インターネットの場合はこちらから送る必要があるため送料がかかります!よく注意して選びましょう。
※下をクリックしても同じものだけに絞ることができず、違う刃もでてきてしまうので、同じ形状の一番安いものを選んでください。
クボタコンバイン用ワラ切刃
クボタのコンバイン用のワラ切刃です。片鋸目なのか両鋸目なのか、ボルト付きかそうでないかをよく見て自分のコンバインについているものと同じものを選びましょう。
クボタワラ切刃鋸目 一つ穴タイプ
クボタワラ切刃鋸目ボルト付き
ボルト付きタイプの鋸目のクボタコンバイン用のワラ切刃です。
クボタワラ切刃両刃
今度は両鋸目のタイプ
クボタワラ切刃両刃ボルト付き
ヤンマーコンバイン用ワラ切刃
ヤンマーは基本的にはCA-F型となります。ですが中にはCA-G型というのもありますのでよく注意しましょう。
ヤンマーワラ切刃CA-F型
ヤンマーワラ切刃CA-G型
三菱コンバイン用ワラ切刃
三菱 ワラ切刃
三菱 ワラ切刃 ボルト付き ドラムカッター
ヰセキコンバイン用ワラ切刃
こちらは全てボルト付きとなります。
ワラ切刃の交換時期
一般的にワラ切刃の交換時期は下のように言われています。
- 刃先が丸くなってきている
- のこぎり刃がなくなっていている
- こぎ胴の中がコトンコトンと鈍い音を立てている
上のいずれかがおきた場合は刃を交換しましょう。放っておくとこぎ胴が上手く回らず選別ができなくなります。早めに交換しましょう。
交換の仕方はコンバインによって違いますが、基本的には
- こぎ胴のワラ切刃用の窓を開けて
- ワラ切刃がついてるプレートを取り出す
- ボルトを回して刃を外して交換
という流れになります。
まとめ
今回はコンバインでの稲刈り作業で脱穀選別してくれるコンバインのこぎ胴分についているワラ切刃の種類と選び方をご説明しました。
非常に間違えて買いやすい部品なので、よく自分の刃をチェックして、コンバインのメーカー名、刃のついている場所、コンバインが高性能かどうか、刃の形状などを入念にチェックして買いましょう。
他のコンバインの交換部品の選び方についてはこちらの記事へ