何度かこのブログでお話している、コンバイン用の刃。実際に使っておられる方には釈迦に説法かもしれませんが、コンバインの刃はいくつか種類があり、それぞれ役目が全く違います。もう一度確認してみましょう。
- コンバイン刈刃:左右に動いて稲や麦を刈り取る刃
- ワラ切刃:脱穀するときに入るワラを細かく粉砕する刃
- ストローカッター刃:脱穀の終わったワラを細かく切断
コンバイン刈刃とワラ切刃については記事を書かしていただきましたので今回はストローカッター刃のお話です。ストローカッター刃の交換時期や交換する刃の探し方がこの記事を読めば解かります。
年間多くの農業資材メーカーや代理店の方とお話し、農業系の展示会にも多く酸化している管理人が自身も働いている資材屋での人気や情報も踏まえながらお話します。
コンバインのストローカッター刃の復習
上でもご説明させていただいたとおり、ストローカッター刃はコンバインの中で脱穀したワラを細かく切断し排出するための刃です。実はコンバインの中にはこのカットするワラの長さを変えることのできる機種もあります。
長切と短切とは
「長切」と「短切」といいますが、聞いたことがあるでしょうか。その名前の通りワラを切断する長さを変えられます。長切はワラを長めにカット、短切は短めにカットします。
長切は基本畜産業用にワラを集めやすくするために長めにカットしてくれます。ただ畜産業に関わっていない方や特に長めにカットする必要がない方は常に短切にしておいても大丈夫です。
ストローカッター刃の交換時期は?
こちらは目安としては通常のストローカッター刃の場合
- 使用時間50時間程度で調整
- 使用時間150時間程度で交換
となっています。セラミックカッター刃というゴールドの色をしているストローカッター刃は通常のものより長持ちとは言われています。大体使用時間200時間程度で交換が基準となります。
とはいえ、それは刃に全く問題がなかった場合になります。もちろん刃に損傷や摩耗が見られる場合は早めに交換しましょう。高速軸の株元がもっとも摩耗しやすい場所となりますのでよく注意して確認しましょう。
また高速刃と低速刃の隙間が大きくなった場合も交換時期です。ヤンマーでは高速刃と低速刃、クボタでは切断刃とギアローターと説明されていますがその隙間が3.0~6.5mm以上の場合は調整や交換が必要となります。
交換をしないと、ワラが切りにくくなりカッター部の破損やベルト切れの原因となりワラも詰まりやすくなります。そうならないためにもよく点検しちゃんと交換をしましょう。
間違えないストローカッター刃の買い方
ストローカッター刃は正直全部同じように見えます。違うのは大きさと斜めか直かといったところです。とはいえかなりの数が存在し実際にまちがえて買う人も沢山います。
特にインターネットで買う場合は自分で選ぶしかないのでなかなか難しいです。でも結果安く替えるのもインターネット。ということでインターネットで間違えずに買う方法をお話します。
以下のことをまず確認してください。
- コンバインのメーカー
- コンバインの型番
これらを打ち込んで探します。
例えば楽天であれば青枠で囲まれた検索窓に
下のように「メーカー」と「型番」そして「カッター」とスペースを開けて打ち込みます。
そして横にある虫眼鏡をおして検索をするとこのように適応刃がでてきます。
その中からセラミックや通常刃、長切用や短切用など欲しい物を選びましょう。下に後は型番を打ち込むだけで探せるように作ったボタンを作っておきます。楽天、ヤフー、アマゾンで買いたい人はどうぞご利用ください。
クボタ用ストローカッター刃リンク
ヤンマー用ストローカッター刃リンク
イセキ用ストローカッター刃リンク
三菱用ストローカッター刃リンク
一番うしろに型番を書くだけで探せます。どうぞご利用ください。
まとめ
これでコンバイン用の刃の買い替え方最終章となります。コンバイン刈刃にワラ切刃、そしてストローカッター刃と3つもの刃があるコンバイン。
正確にはこぎ胴のこぎ刃という刃というよりは針金のようなものがありますが今回はそちらを省かせていただきました。どの刈刃でも必要なのは自分の持っているコンバインのメーカーと型番が必要となります。そればかりは自分で確認するしかないので説明書などをみてよく確認しましょう。
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