コンバインに使う刃はいくつか種類があるのをご存知だと思います。以下の3種類です。
- コンバイン刈刃:左右に動いて稲や麦を刈り取る刃
- ワラ切刃:脱穀するときに入るワラを細かく粉砕する刃
- ストローカッター刃:脱穀の終わったワラを細かく切断
前回はワラ切刃についてお話したので、今回は最初の稲刈りで使うコンバイン刈刃について交換や交換時期、失敗しない買い方などをお話します。
毎年数多くの農業系の展示会に顔を出したくさんのメーカーさんとお話することで最新情報を取り入れている管理人が自身の務める資材屋であった事例を踏まえつつコンバイン刈刃についてのお話します。
コンバイン刈刃とは
まずは基本的なコンバイン刈刃についてお話します。コンバイン刈刃を見ていただければ解かりますが、上下に刃がスリ合わさるようについていて上の段と下の段が左右に動くことによって稲や麦を刈っていきます。それを受け刃と刈刃といいます。
コンバイン刈刃の点検をせずに使い続けると刈り取りの際きれいに刈り取れなかったり、コンバインの刈り取り部のつまりの原因になってしまったり、そもそも刈残しをしてしまう原因になります。
コンバイン刈刃の交換時期は
コンバイン刈刃を一本まるごと交換しなくては行けないかどうかの見極めは上下のスリ合わさっている刃の隙間が空いてきたら確実に交換しなくてはいけません。大体0~0.5mm以上の隙間が空いていたら交換時期です。
またもちろん刃が破損や摩耗している場合も交換しなくてはいけません。ただこの場合一個や二個の刃が破損などをしている場合コンバイン刈刃を一本丸々交換するのはとてももったいないので、コンバイン刈刃の刃一個(セクションナイフ)だけを交換するのがおすすめです。その場合はリベットという刃をつけているネジのようなものも必要です。
ものすごくわかりやすく交換方法が動画にありましたので載せておきます。
長持ちさせるには?
できるだけコンバイン刈刃を長持ちさせたいのであればコンバインを動かす前や使い終わった後に注油しておくことが大切です。コンバイン刈刃の値段はかなり高額なのでできるだけこまめにメンテナンスをしましょう。
556など一般的な潤滑油ではサラサラしすぎていてちゃんと機能しないことが多いので、コンバインチェーンはもちろん刈り刃などにもしっかりとコンバイン専用のコンバインオイルを使いましょう。
コンバインオイルは粘り気が強く油膜をしっかりつくり摩耗と伸びを防いでくれます。
コンバイン刈刃の買い方
さて次はコンバイン用刈刃の買い方です。どの刈刃を買えばいいのかわからないという方向けに簡単に必要な刈刃を探す方法を教えます。
- まずはご自分のコンバインのメーカーと機種の型番を確認しましょう。説明書やコンバインに書いてあることが多いです。
- 次にインターネットで楽天かヤフーかアマゾンにいって検索画面にメーカー・型番・コンバイン刈刃と打ち込むだけです。
それでは写真付きで説明します。
1.まずはコンバインのメーカーと型番を調べましょう。今回はクボタのER460だったとします。
2.次に赤枠部の検索画面に「コンバイン刈刃 メーカー名 型番」を打ちましょう。それぞれの間にスペースを入れておきましょう。
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3.そして隣りにある虫眼鏡のボタンを押すとクボタER460用のコンバイン刈刃が出てきます。
4.そのなかから値段や納期に納得がいったものを選びましょう。
こんな感じで選んでいきます。下に楽天・ヤフー・アマゾンのリンクを貼っておきます。初めから「コンバイン刈刃 メーカー名」と表示されますので、後はメー型番を打つだけにしておきますのでそちらでお探しください。
たまに楽天・ヤフーまた他のインターネットショッピングのサイトでは詐欺サイトもありますのでご注意下さい。
クボタ用コンバイン刈刃検索
ヤンマー用コンバイン刈刃検索
三菱用コンバイン刈刃検索
イセキ用コンバイン刈刃検索
できるだけ簡単に探せるようにしましたのでご利用ください。
まとめ
今回はコンバインの刈刃についてまとめてみました。毎年つかうコンバインはもちろん高額ですが、コンバインにつかう部品類も同じく高額です。ついついケチってしまってそのまま乗り切ろうとしますが、農作物や仕事の効率に大きく関わってくる部分でもあります。
それぞれしっかりとメンテナンスし、必要ならば交換をしましょう。そうすることで結果的に効率よく稼ぐこともできます。
また使わなくなったコンバインや買い替えを考えている方は今の機種がどれくらいで売れるのか見積もりを取れるサイトもあります。もちろん見積もりだけなら無料なので買い替えなどを考えている方は見積もってみましょう。
こちらのサイトが有名です。農機具高額買取なら【農機具買取査定君】