建築・土木 現場

モルタル・コンクリートミキサーの選び方の違いとおすすめミキサー

※この記事はプロモーションを含みます。

今は左官作業に必要なミキサー。セメントと材料を混ぜ合わせることで「モルタル」や「コンクリート」などを作り出します。ただモルタルミキサーとコンクリートミキサーが違うことはご存知でしたでしょうか。

よく混同している人がおおくてコンクリートミキサーを買ってモルタルが混ぜれないとか、モルタルミキサーをみながらコンクリートも練れますか?といった質問をされる方が多いです。

今回は「モルタル」と「コンクリート」の違いをお話しながら、コンクリートミキサーとモルタルミキサーの違いについてもお話していきます。

年間様々な建築業界の展示会に出席し多くの建材メーカーさんや工務店の方とお話する機会の多い管理人が、自身が働く資材屋に来る営業の方や実際のよくある質問、おすすめミキサーなどお話していきます。

コンクリートとモルタルの違い

一言で言えば使われる材料が違います。

コンクリート=セメント+水+砂+砂利

そしてモルタルは

モルタル=セメント+水+砂

となります。詳しく説明していきます。

モルタルとは

モルタルは上でも述べているようにセメントに水と砂を1対3の割合で混ぜて作られ硬化したものです。使われる砂は5mm以下の細かい砂を使います。

使われる砂は「細骨材」と呼ばれ、天候や湿度によって水との割合を変えたりします。材料を混ぜ合わせると粘りを感じ灰色に色が変わってきたら施工可能です。

適度なモルタルを作るには職人の経験が必要で質のいいモルタルを作るのはとても難しいです。

乾くと固まるという性質があり、レンガ・ブロックの目地としてやコンクリートの表面仕上に使用されます。

コンクリートとは

コンクリートはセメントに砂と砂利を1:3:6の分量で水を加え混ぜたものとなります。モルタルとは逆に「粗骨材」と言われる5mm以上の砂利が見えにくくなるほどかき混ぜます。

混ぜるだけでも重労働なのに、さらに常にかき回していないとコンクリートはすぐ固まり始めてしまいます。町中で見るコンクリートミキサー車が常にくるくる回っているのはそのためです。

固まる前は「生コン」とも呼ばれます。モルタルより強度が高く、ビル・ダムなど様々なところで使われますが、引張に弱くビルなどではよく見るように鉄筋を中に仕込み補強します。それを「鉄筋コンクリート(RC)」というよくマンションなどで聞く言葉に繋がります。

ついでにセメントって何?

誰でも聞いた異なるセメント。モルタルにもコンクリートにも材料と使われるセメントは石灰石、粘土、けい石、酸化鉄原料、石膏を混ぜて粉砕した粉状のものです。

粉状のもので保管が効くため、モルタルやコンクリートが必要な場所でそれらを作る為の材料として使われます。水と他の材料を組み合わせることで柔軟性と強度が出てきます。そのまま水だけで合わせると脆くなってしまいます。

ちなみにセメントはホームセンターでもどこでも手に入ります。

水だけでOKセメント 25kg
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モルタルミキサーとコンクリートミキサーの違い

上のパートでモルタルとコンクリートが違うのが理解できたと思います。そうなってくるとモルタルとコンクリートの性質の違い、つまりコンクリートはかき回すのが非常に大変で、常にかき回していないといけないというのがキモとなります。

パッと見での見た目である程度は判別できます。

見た目の違い

見た目が違うので見るだけで、どっちかはある程度わかります。

モルタルミキサー

コンクリートミキサー

この2つを見ればわかりますが、モルタルミキサーはドラムが垂直でコンクリートミキサーは斜めになっています。

モルタルミキサーは材料をどんどん入れやすいようになっており、コンクリートミキサーは斜めにすることで人手でかき回すと重労働なコンクリートを混ぜやすくなる構造をしています。

モルタルミキサーでコンクリートは混ぜれる?

答えはNOです。基本的にはモルタルミキサーでコンクリート、コンクリートミキサーでモルタルは混ぜることができないと考えましょう。ただある程度であれば可能です。

コンクリートミキサーの角度を横にしたり角度を変えることでモルタルが底に残らず混ぜれたという報告もあります。本格的にではありませんが、ある程度コンクリートミキサーではモルタルを練ることができるようです。ただ角度の調整を良くする必要があるようです。

ただ、あるモルタルミキサーメーカーのお話では羽根がそもそも違うとのこと。つまりモルタルミキサーによっては羽根を変えることでコンクリートも練れるようになります。

モルタルミキサー用のコンクリート練羽根

羽根がきれいな平たい四角のような形していればモルタル練用のモルタルミキサー羽根で

羽根がギザギザしていればコンクリート練用モルタルミキサー羽根となります。

モルタルミキサーの場合はこのように羽根を変えることでコンクリートを混ぜれる場合もありますが、機種などによっては羽根自体用意されてないこともあるので、そこはあらかじめ確認をしましょう。

モルタルミキサー用コンクリート撹拌羽根
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おすすめのモルタル・コンクリートミキサー

今回はよく売れている、話題になっているモルタルミキサーをご紹介します。まずは上のコンクリート練用の交換羽根があることが基準となっています。

名古屋トーカイ モルタルミキサー

背丈が低いモデルと高いモデルがあるため車などに積む場合に便利です。コンクリート用の交換羽根もありオプションも充実。羽根はもちろんサイズによって違うのでよく確認してくだいさい。

TOKAI モルタルミキサー
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モルタルミキサー用  完成羽根一式
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栄和機械工業 モルタルミキサー

今度は栄和機械工業さんのモルタルミキサーです。実はここだけの話兵庫のカネミツさんのモルタルミキサーも全く同じものでOEM品となります。

そのため交換羽根も使いまわし可能です。年に2度ほどセールをしていてその時期は値段も安くなりますのでおすすめ!時期は春頃秋頃のイメージです。

栄和機械工業 モルタルミキサー
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カネミツ モルタルミキサー
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モルタルミキサー用コンクリート撹拌羽根
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トンボ工業 コンクリートミキサー

この手のコンクリートミキサーは角度を変えてモルタルも練れるようで、モルタルや農業用の土、種のコーティングなどにも使われます。用途が大きく純粋にコンクリートだけの為のミキサーではなく農業関係者にもよく売れています。

トンボ工業 コンクリートミキサー
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アルミス コンクリートミキサー

お値段がとにかく魅力的なアルミスのコンクリートミキサー。蓋付きのモデルも有りより種のコーティングや農業用土の練り込むのにも適しています。海外製のためここまで安くできるので本格的に使う場合以外は特におすすめ!

アルミス まぜ太郎 コンクリートミキサー
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基本的にはアルミスさんのように中国製のものを輸入しているところ以外は高価です。稀にメルカリなどで中古もあるので状態をよく確認してから中古で購入するのもありです。

まとめ

今回はモルタルとコンクリートの違いとモルタルミキサーとコンクリートミキサーの違いについてお話しました。

簡単に復習するとモルタルとコンクリートはセメントに混ぜるものが違う。という形になります。またモルタルミキサーとコンクリートミキサーはそれぞれまぜれるものが違いますが、モルタルミキサーの羽根を変えることでコンクリートも混ぜることができます。

コンクリートミキサーは農業用の肥料や土、種のコーティングなどできることが多く建材以外にも使えます。

それぞれ用途をよく確認し使っていきましょう。

アドセンスマルチ

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