傾斜のある法面での草刈り作業や法面を上り下りする作業での行き来はとても危険です。どこでも階段があればいいのですが総都合良くはいきません。
今回はそんな時に緊急的にステップ階段を作れるおすすめのご紹介です。
数多くの建材展示会に赴きたくさんのメーカーさんをお話する機会の多い管理人が自身の務める資材屋での人気や売れ筋を踏まえておすすめできるものをご紹介します。
プラ仮設階段 法面用
知る限り一番簡単に設置ができて、さらに汎用性も抜群のプラスチックでできている仮設階段です。
サンポリという農業資材や、土木・建築資材を作っているメーカーのもので各小売店でも人気がかなり高いです。工事現場や果樹園、道路・線路の法面足場に最適で除草作業などに足元を安定させることができます。
サイズは2種類。横幅が500mmのものと1000mmのものがあります。それぞれ1.6kgと3kgと非常に軽く施工も簡単。
プラ仮設階段500mm
サイズ:500x120x90mmで対応傾斜角度が20~30度以下の場合に使う仮設階段です。耐久性にも優れています。
プラ仮設階段1000mm
サイズ:1000x120x180mmで対抗形シャック度45度以下の場合に使う仮設階段です。耐荷重が150kgもあり大抵の重さには耐えられます。
他にも同じような商品があります。
レールート 巡視路用山道階段
ヘンミ企画という会社のステップ階段となります。こちらは杭が亜鉛メッキでサビなどに強くなっており、傾斜20~30度の25型と30~35度用の35型があります。
法面用仮設階段は自作でDIYできるか
誰もが最初は挑戦しようと考えるかもしれません。板と杭を用意すれば可能です。
- 階段を作るところに階段状に90度にきれいにスコップなどで形を作っていきます。
- 蹴込と呼ばれる90度の絶壁の場所に板をはめ込み少し下を埋めるように板を立てます。
- 板の両脇に杭を打ち込み板を固定します。
この2と3の作業を階段の段数分だけ作っていきます。ただ急いでできるだけ早く階段を作りたい場合はこちらの方法ではなくプラ仮設階段を設置しましょう。正直経費も時間も短縮できます。
本格的な場合はもう少し本格的なものが必要となりますのでDIYレベルで作るのはオススメしません。
まとめ
本格的な階段を作りたい場合はジオステップやリバーザステップというものがあります。仮設として階段をつくるというよりは完全に法面に階段をつくるタイプのステップになります。
これらはどちらかという工法というシステムで施工付きで業者に頼まなくては行けないものですので、今回のように仮設的に作る階段とは別のタイプになります。
プラ仮設階段はさまざまな現場などに使えて人気ナンバー1の資材となっています。法面での作業はとても危険ですので、きちんと安全を確保し作業をしましょう。