様々なアイデア商品がゾクゾクと登場している農業資材分野。ぱっと見ると簡単な作りですが、農業でのコマッタをピンポイントでお助けしてくれるアイテムが多いですよね。
今回は水田の溝切りによくあるコマッタをお助けしてくれるアイテムをご紹介します。
水田での溝切りは最近では乗用タイプの溝切り機を使うことが最近は多くなっています。そっちの方が時間の節約にもなり効率も実際良くなります。そんな時切った溝同士をどうしてますか。十字に切ったり、T字に切ったりした場所をどうやってつなげますか。
そんなときにおすすめのアイテムを今回は見つけてきました。
実際に農業資材を販売している資材屋に務める管理人が、様々なメーカーの営業の方や展示会での実演などを見ておすすめできるアイテムや実際に売れている人気商品をご紹介!
水田での溝切り作業についてはこちらの記事をお読みください
水田の溝切りの溝と溝をつなぐアイテム1【ヨクナガレール】
乗用の溝切り機を使っていると気づくことですが、溝を交差するように溝を切ると先に作った溝に泥が盛り上がってせっかく作った溝をせき止めるようになってしまいます。溝切りは収穫に向けて稲の穂の粒の数に大きな影響があるとも言われています。
つまり素早く排水することで、根が太く伸び、茎と枝が太くなり株に大粒の穂が増えてくるという感じです。
基本はそれを鍬や鋤などで壊して溝と溝の交差点をつなげていたのですが、今回農業資材メーカーで有名なケーエス製販さんが、またまたお助けアイデア商品を出してくれました。
その名も
ヨクナガレール
ネーミングセンスよ。どうして農業系のアイテムってネーミングに癖があるものが多いのでしょうか。
使い方
見た感じは、どう使うのかわからない方もいらっしゃるかもしれません。簡単に言うとこれをドブさらいのように使います。
まずは使っている動画を見てみましょう。
まずはハンドルに水平に持つようにヨクナガレールを持ちます。
そして溝を切っていき、交差した場所で止まり、ぐさっとヨクナガレールを突っ込みます。
そして溝の交差している場所の泥をすくい上げます。
そしてすくった泥を水田のじゃまにならない場所にだします。
改めて見てみると、なんだそんなことか!簡単なアイテムじゃないか!と思いますが、0から1を作り出すケーエス製販はすごいと思います。
特徴
柄の長さも960mm~1,530mmまで伸縮できます。重さも1.2Kgで持ちやすく軽い作りになっています。
水田の溝切交差部の泥壁除去や水田畦際溝たてに助かる「ヨクナガレール」。これからは溝切り機といっしょに持ち歩くのが当たり前になるかもしれません。
おすすめの溝切り機の記事はこちら
水田の溝切りの溝と溝をつなぐアイテム2【マルチバイドバーMB-180】
さて次はこちらも有名な農業資材メーカーの美善さんがつくったマルチバイドバーMB-180のご紹介です。全く同じ使い方ではないのも面白いところなので紹介していきます。
基本的には溝切りの交差部をつなぐという使い方にはなりますが、美善さんが押している使い方としては
- 溝切りの交差つなぎ
- 株間の水路づくり
- 土寄せ成形
となっています。ヨクナガレールと違って泥をかき出す必要もなく小回りがきいて狭い株間にも自在に水が通せる溝が作れるのが利点です。そのために先端が細くなっています。また反対側の先端は土を固めたり傾いた稲の株を直したりもできる用に作られていてその名の通りマルチに使える物となっています。
まとめ
ヨクナガレール、さすけ、みとちゃん、ナエキャッチなど様々なアイデア商品がある農業資材。ネーミングセンスにツッコミを入れつつ便利なアイテムがどんどん増えていくので、農業従事者の方もかなり助かっているのではないでしょうか。
もちろん自分でなんでも作ってしまう方もいらっしゃって、それもDIYが好きな方でしたら面白いのかもしれませんが普通の方はあまりそういったことはできないので、助かりますよね。
これからもどんどんお役立ちアイテムの情報が入り次第発信していきます。