今回も初心者向けロングスケートボード講座です。前回と前々回ではロングスケートボードとはなんぞやとデッキの買い方についてお話させていただきました。もし読んでいない方がいれば是非!
これまでのロングスケートボード初心者向け記事
今回はすでにやる準備はバッチリ!ボードを持って外に行くだけ!という方向けの初歩トリックと初歩ステップの身につけ方のアドバイスができればと思っています。
教えることができれば1番なのですが、僕もそこまでできるわけではないので、どちらかといえば初心者の方と同じ目線。そんな僕がこの1年半でどのようにトリックやダンシングのステップを覚えていったかをお話します。
初心者向けのおすすめフリースタイルのトリックを知りたい方はこちら
どうすればロンスケのトリックやステップを簡単にできるようになるか?コツは?
結論から言います。
簡単にできるようになるコツなんてありません。
ひたすら同じトリックを繰り返し繰り返し行っていきます。多少の運動神経とかそういったものは関係するかもしれませんが、基本的には転んで、スネにぶつけて覚えていきます。まぁ初心者の僕が言っても信じられないでしょう。こちらを見てみてください
この人は前にもご紹介したNatelieさんです。この人はダンシングステップはあまりしないフリースタイラーです。この動画を見ると運動神経もありそうだし、難易度の高そうな技も簡単にこなしています。
ですが同時にこのような動画も出しています。
同じ技の練習を何日も何百回もしていますよね。そう千里の道も一歩からです(泣)
といってしまってわ元も子もないので、それを踏まえて一から初める方におすすめできる、僕がこのように覚えていったよ!というのをトリックやステップごとにお話していきます。
初心者が覚えるべきダンシングステップ
まずはこちら。僕の使っているボードの一つシンプルロングボードのメーカーの方が出した動画です。
ここに乗っているのが基本的なダンシングステップとなります。こちらの動画のステップを解説していきます。
その前にステップ全体のコツ
- 常にカービングを意識し
- 上手い人は大体頭の位置が動いてないでボードだけがカーブしている。そんな体重移動を意識
- 実はスピードがおそすぎるとステップも引っかかってうまくできない。ある程度スピードを出そう。(止まらないくらいでOK)
それではこの動画にのっている初心者ステップを順番に解説していきます。
クロスステップ
これがすべての基本となるステップです。ただ1番簡単なステップというわけではありません。このクロスステップがスムーズにできるようになる過程で、カービングとともにステップを踏んでいくということ、つまり体重移動とボードとステップの関係性が身にしみてきます。
まずステップを覚える時は基本的にボードを裏返して実際に乗っている用な感じでステップの踏み方を覚えます。この動画がわかりやすかったです。
後はひたすら体に覚え込ませていきます。ここで僕のやり方になりますが、
- コツとして体重が軽い方は、最初のカービングの際大体背面側からカービングを初めると思うのですが、プッシュしていた足をかかとをボードからはみ出させるくらいに置き深めに体重をかけます。
- そしてその足をクロスさせ背面側に体重を持っていったと同時に動かしていない方の足を気持ち指先がエッジから出るくらいでまた戻し、
- 逆の足も元の位置に戻して同時に膝を使って前方向に体重をかける。
こんな感じでやっています。文章だと説明しづらいものの体重移動は動画でも難しいので、カービングの練習と同時に身につけていきましょう。
こちらはまず最初に身につけてほしいステップですので、初心者がボードを買ってから覚えなくてはいけないことからクロスステップを覚えるまでを記事にして書きました
クロスステップができるようになることで体重移動とステップの関係性と要領がわかってくるので、続けて
180 ステップ
こちらはクロスステップができていればすぐできます。左右にカービングの際にしっかりと体重をかけることでキレイにできます。
応用の180ステップからのバックワード180ステップも恐怖心を捨ててカービングをしっかり意識しながら行えば直ぐにできるようになります。
このステップはダンシングステップ憧れNo1のHyoojokoさんが説明しています。韓国語と字幕英語ですが、動作を真似することが大事なので一見の価値ありです。とりあえず足の動きがわかるところから再生できますが、全部最初から見るのもOK!
バックワードクロスステップ
これはクロスステップと同様つまづきポイントです。クロスステップができるようになってもこちらは足がつまづきそうになる。でもしっかりとステップを裏返したボードで何回もして体に覚え込ませ、クロスステップの時の体重移動をしっかり行えばOK。
これができるようになるとクロスステップからのバックワードクロスステップのコンボができちゃいます。
また次のセックスチェンジというノーリー(進行方向の右側に体の正面を向ける)からフェーキー(ノーリーの逆側に体の正面を向ける)に持っていくステップ(またはフェーキーからノーリー)も、直ぐにできると思います。特にクロスステップを失敗しやすい最初のクロスの時失敗すると思ったら両足を半回転でセックスチェンジをするという誤魔化しもできます。
チョップザウッド
これを軽やかにやると大分こなれた感じがする。これがうまくできるといろんな飛び跳ねるステップのタイミングなどがわかってくると思う。
ただこれに関しては大切なのはリズム感な気がする。
コツとしてはカービングしている時に曲がっていない方の足を放り投げるような感じでそのままつられて引っ張られるようにジャンプし、軸足をボードの逆サイドに持っていき体重をかけカービング方向を変えるステップという感じ。
ピーターパン
これがうまくできるようになったらビギナー卒業でしょう。そしてかなりの難関!まずはボードの裏でひたすら練習。もちろん足がどんどん前に行かないように。次の動画をみて僕は練習をした。
本当は常に両足がボードについている状態ではなく、さっきのチョップザウッドの用な感じ飛び跳ねるような感じで片足ずつ交差させてしっかりカービングさせながらクロスをさせていくのが正解ですが、難しいので最初はゆっくりと足を交差させながらステップしていきます。
ただクロスするまでの時間が長いとカーブしすぎて次のクロスを行えないため、気持ちとしては足がボードに乗っかったと同時に反対の足はクロスの動作に入りましょう。また男性の方は足を半分エッジからはみ出す感じでやると細かすぎてクロスできないという感じから開放され、さらにカービングもしやすいです。
この人のピーターパンがすごくキレイで参考になるかと思います。
ダンシングのステップ全部真似して見てもいいかもしれませんね。きれいなコンボです。
ただ最初からこんなきれいなステップは難しいので、徐々に徐々に軽やかにステップが踏めるようになっていきましょう。
ゴーストライド
これが意外と難しい。怖くてスピードがなさすぎるとボードが止まってしまうのである程度スピードに乗ってやりましょう。いろいろな方法がありますが、軸足を引いてきて、クロスさせるように反対の足で地面に飛び降りて、飛び降りたと思ったら膝をクッションにしてそのままジャンプしボードに再度飛び乗ります。
ボードのスピードさえ殺さなければそこまで難しくはないですが、恐怖感があるとボードが止まるため、頑張りましょう。
これができてくると少しレベルアップしてゴーストライドキックフリップのできるようになると思います。
英語ですが、身体の動きと練習方法は見ればなんとなくわかります。
これの最大のコツは恐怖心をなくすこと。これさえできればゴーストライドができれいれば1時間位でできるようになります。流れは以下の通り
- 足でボードを蹴り上げ回転させて足を乗っけるのを地面に足がついた状態で繰り返しやりましょう。
- こちらが難関。1が完璧になったら後は蹴り上げ回転させて両足でボードの上に着地。最初はウィールなどが動かないように芝生の上などで練習がおすすめ。
- あとはゴーストライドと組み合わせるだけです。僕の場合は地面に右足で降り立ち、左足は走るように一歩踏み出し、また右足で蹴り上げて乗ります。
ピロウェッテ
発音があっているかは謎ですが、こちらは決まれば大分コンボの完成度が上がります。特に女子ボーダーには必須ステップかもしれません。ボードの上で一回転をします。
こちらは軸足を進行方向に直線状に向けていますが、僕は回る方向にほぼ90度くらいに曲げてしまっています。つまり僕はノーリーなので、つま先はほとんど左を向いていて、飛ぶ前はそれこそバレエの踊りてのように左右のつま先が正反対を向いています。
そこから伸び上がるように竜巻の風が上に上がる感じで回転します。最初はこの動きをボードをひっくり返して何度もやりましょう。次に芝生の上などウィールが固定され動かない場所で。
そして最後に動いているボードの上で練習します。そのときあまり口で言うのは難しいのですが、ボードの走りに合わせた速度でうまく回転することで成功率が高まります。回転をしている時ボードが進行方向にグインと行く感じが掴むことが大切だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。体で覚えていくためなかなか口で説明するのが難しい部分もありますが、要は練習で身体に覚えさせましょう。ロングスケートボードはダンシングステップとフリースタイルを組み合わせていくのが普通なので普通のスケートボードにはない楽しみ方があります。
練習もスケートボードパークなどは必要なく、平坦な場所があればOKなので比較的どこでも練習できます。
最後に表現力が豊かなロングスケートボーダーのご紹介です。
ここまでダンスのようにステップを踏む人はあまりいませんが、かなり表現力が豊かですよね。またステップが慣れてきてビギナーを卒業したら、様々なステップに挑戦してみましょう。
下のインスタグラムのアカウントでは沢山のステップの踏み方を乗せてあります。ご参考までに
色んな人のダンシングステップをまとめた動画もあります。ずっと見ていられますよね。コンボを真似したり重心をよくみたりしてみるととても勉強になります。それでは良いロンスケライフを!
次はトリックを練習した時に役立った動画やコツなどを話していければと思います。
⇒ロンスケフリースタイルトリックの練習のやり方とコツのまとめ
最近ロンスケのトリック・ダンシングの名前がまとめてあるサイトを発見しました!
それぞれのトリックの動画もついていてわかりやすくなっています。かなり複雑なロンスケのトリック・ダンシングステップを探すときは活用してみてください。