ロングスケートボードを初めようと思って、または乗り初めたばかりの方で早くダンシングステップが上手く踏めるようになりたいと思う方はたくさんいると思います。
そんな中ボードを買ってすぐにステップの練習をしてませんか?または少し乗ってすぐにステップに入るとか。僕もそうでした。ただもちろん動画などをみて憧れたダンシングステップと違う・・・ということはよくあると思います。
今回はロングスケートボードを買って2年間一人で練習した僕がようやく気づいたステップのコツをお話していきたいと思います。一人で練習している人には特に知ってもらいたいと思います。もちろん知っている方も復習と思って暖かい目でお願いします。
ロンスケに乗りはじめて最初に覚えること
とりあえずダンシングステップの踏み方を覚えたいですよね。ただちょっとまってください。ダンシングステップの前にロンスケの乗り方を覚えなくちゃダメです。
これを覚えないとステップを踏めません。本当です。強引にやっても何か違うとなります。ステップを覚える前に覚えることは以下です。
- ロングスケートボードの止め方
- ボードの漕ぎ出し方(プッシュ)
それぞれコツを覚えましょう。動画で見るのがわかりやすいのはもちろんですが、スポーツも意外とイメージトレーニングが大事でこんな感じと頭で体を使う感じを言葉で覚えイメージで動かしてみるのも意外と上達のコツになります。
ボードの止め方・フットブレイクストップ
一番最初に覚えることはブレーキです。とりあえず止まり方を覚えてください。これを覚えておけばいつでも止まれます。それってかなり安全じゃありませんか。あれ?と思ったら止まって、また始めればいいんですから。
止まり方は基本的に利き足を地面に少しずつ擦らせてスピードを緩めながら止まります。いきなり全体重を利き足にかけていきなりストップするような人はいないとは思いますが、危険なので車のブレーキや自転車のブレーキのようにゆっくり足をおろしていってください。
こちらの動画が見るだけでもわかりやすいです。韓国語で喋っていて英語字幕もあるのでわかるかたは是非!わからなくてもスポーツは動きを真似るものなので参考になります。ロンスケ界の女神・Hyojookoさんです。
正直このブレーキ(フットブレイクというらしい)を覚えてもほとんど使いませんが、いざというときのため絶対に覚えましょう。
ボードの漕ぎ出し方・プッシュ
これはかなり大事です。このプッシュが上手くできてないと安定した走り出しができません。最初にコツをまとめると
- 利き足で蹴る
- 横乗りスポーツだが蹴り出しは正面を向いて軸足のつま先は進行方向へ
- ボードに乗せる足(軸足)は真ん中より進行方向側に一歩か一歩半
- 蹴り足を大きく振りかぶり軸足より蹴る足を前に出して地面をける
というのが気づいたコツです。意外とダンシングステップをやる場合は横乗りというほど横乗りをしていません。特に蹴り出し(プッシュ)の際は軸足のつま先と意識としておヘソは進行方向へ向けてボードにのせます。
次にプッシュする足ですが、大股で歩くようにサッカーでボールを蹴ったときのように軸足より大きく前へ出すように踏み込み地面を蹴ります。
この軸足とプッシュする足のことを覚えて下の動画を見てみるとよく分かると思います。プッシュは特に一気に完成度が高くなりキレイに決まります。
ストップとプッシュを覚えたらカービング
真っ直ぐ漕ぎ出せるようになったら次はカーブです。実はできているようで初心者が一番できていないのがカービング。
たしかに体重移動を適当にしてもボードは曲がります。ですがビデオで撮ってみればわかりますが実はほとんど曲がってなく直線に進んでいます。こちらを見てみてください。
言い方はあれですが蛇のように蛇行しながらボードが進んでいます。もちろんステップを踏んでいるから余計にクネクネと曲がるのですが、基本的なカービンができていないとこうなりません。
では基本的なカービングはどうするかというと
- 曲がりたい方向にしっかり体重をかける
- 曲がりたい方向に肩を入れる
- 左右に曲がるたびに正面から見て肩も無限マークを描くように回す
とりあえず地面で膝を落として重心を下にしながら肩で8を横にした無限のマークを描いてみてください。そんな感じでカービングします。ボードの上で上手くできなくても手を伸ばして曲がりたい方向に肩から手の先を向けるようにしましょう。自然に曲がります。(たしかスノボも初心者講習でそんなこといわれた気がする)
結構膝を落として体重をかけるというのができていない事が多いので意識してみてください。頭に入ったなら下の動画を見てみましょう。
なんとなくわかったでしょうか。ここまで来たらようやくダンシングステップです。
ステップの「永」の字・クロスステップ
ここまでストップ・プッシュ・カービングを学んできました。ここまでくればクロスステップもすぐできます!と言いたいところですがそんな簡単じゃないです。
ステップはカービングの上級Verです。ステップを踏みながらカービングをしなければならない為実は結構難しいです。以前初心者用のステップをいくつか紹介しました。
ここでも話しましたが、180stepが一番簡単といえば簡単です。ただ180stepだとステップを踏むということとカービングの関連性が体に身につきにくい気がするので、最初はクロスステップから覚えることをオススメします。
初心者の為のクロスステップのコツ
単にクロスステップのやり方なら沢山ありますが、ここではカービングとプラスしてクロスステップを覚えましょう。
まずはボードを裏にしてどういったステップを踏むのか何度も繰り返し踏んで身体にステップを刻み込みましょう。次に実際に乗りながらステップを踏んでいくのですが、まずこちらの動画を見てください。
クロスステップが一番わかりやすかったので選びましたが、この人自体ダンシングステップもフリースタイルトリックもものすごくうまいのでTik Tokのアカウントがある人はフォローしてみてもいいかもしれません。
それではクロスステップのいくつかのコツをまとめました。
- ダンシングステップだけど常にカービングを意識
- ステップの体重移動は板から足を半分くらい出す感じで
- カービングに合わせてステップを踏む
- 頭の位置はほとんど動かない
といった感じになります。文では限界があるので簡単な検証動画も紹介します。
カービングとステップを分けて考えれば、なんとなくできそうですが、カービングを綺麗にこなしながらステップを踏むのは至難の技です。しっかりと頭でイメージしつつ練習しましょう。
まとめ
今回は超初心者に向けてのボードを買ってからロングスケートボードのステップの中でも基本中の基本クロスステップができるようになるまでの行程を紹介してみました。まとめると
- ブレーキの方法を覚える
- 漕ぎ出し方を覚える
- カーブのやり方を覚える
- ステップを覚える
- カーブでの体重移動を意識しながらステップを覚える
といった感じになります。
あとは練習あるのみです。それではよいロングスケートボードライフを!