軽トラは当たり前ですが、荷台に荷物を載せて運搬する車両です。ですが、基本的にむき出しで雨風などの影響をモロに受け、さらに荷物も直接載せたり滑らしたりしているうちにどんどん傷んでいきます。軽トラも決して安いものではありません。大事に使っていればそれだけ長く使えるのも事実です。
掃除などはもちろんケアしたり保護するアイテムもたくさんあります。軽トラを持っている方はすでに使っている方も多いと思いますが、これから軽トラを購入する方や使っていない方の参考になればと思います。
- 軽トラ荷台マット
- 軽トラシート
- 軽トラ荷台シート棒
農業で有名なメーカーやアルミ作業道具の有名なメーカーが各社出しているものが多いので、こちらも農業資材を扱う管理人がメーカーなどから聞いたお話を交えてご紹介します。
軽トラ荷台マットの比較と選び方
軽トラで常に雨風にさらされ、さらに荷物の荷降ろしなどでどんどん傷ついていく場所です。そんなときに軽トラに荷台マットを敷いている人が多いと思うのですが、荷台マットって大きく分けると2種類あるのって知っていましたか。
- ゴムマット
- 樹脂製マット
この2種類となります。どっちでも変わらないと思ったら大間違い。作業内容によってどっちのほうが効率的に働けるのかかなり変わってきます。基本軽トラマットというとゴムマットを使っている方もいらっしゃるでしょうが、ちょっとまってください。それ選択を間違えているかもしれませんよ。
軽トラゴムマット
軽トラに敷くマットというと大抵の人が思いつくのはゴムマットだと思います。ゴムマットにはどんな効果があるかというと
メリット
- 多少の柔軟性があり消音効果もある
- 滑り止めとなり、荷物が滑りにくくなる。イボがついていて更に滑りにくくしてあるものも
- 耐油・耐候・耐久性に優れている
- 丸めることができるので、収納や持ち運びはしやすい
- 正直ゴムマットなので、荷台マットとしてだけではなく他にも代用可能
デメリット
- 比較的重い
- 荷物を滑らして奥にやったり手前に引くことがほぼ不可能
こちらは荷物が滑っては困る苗コンテナやアルミボックスなどをよく置く場合に使います。厚みは3mmや5mmが多いですね。柔軟性が売りの一つでもありますので、重いものを乗せる場合は厚いほうが下地が傷つきにくくはなります。重さが一つの選ぶ基準にもなるかと思います。
軽トラ樹脂製マット
こちらはプラスチックのような樹脂でできた軽トラマットです。こちらを軽トラマットとして思いつく人はあんまりいないのではないでしょうか。それではこちらもメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
- パレットなどの荷物を引いたり押したりと滑らせることが用意
- ゴムマットに比べて軽い
- 耐久性がある
デメリット
- 丸めて収納ができない。ただパネルのように組み立てができるものもあり
- 雨などが降ると余計に滑りやすい
樹脂製マットは収穫などの際パレットを滑らして奥にどんどんやっていくという作業に適しています。
こちらは探してもなかなか見つからない。近頃の配送業者の配送状況が厳しくなっている中丸められないパネル系のボードは軽くてもサイズがかさばり売れても配送できなくなっていってるのでしょう。
表が滑って、裏が滑らない最高の軽トラマット!「つるピタマット」
ゴムマットも樹脂パネルもどちらも一長一短でどちらも選びにくいと思っている方も多いはずです。ですが最近おもしろい商品を見つけました。なんとリバーシブルになっていて表は樹脂マットのようにカゴを滑らすことができて裏はゴムマットになっているというスグレモノ!
- 裏表で荷物を滑らせる滑らせないが決められる
- ゴムマットのように丸められる
- そして軽いので持ち運び便利
まさにかゆいところに手が届くマットはリピープラスという樹脂系の資材を作っている会社さんの「つるピタマット」です。正直これ一つでどちらにも対応できてしまうので、非常に便利でコスト削減にもなります。
軽トラ用のシートの種類と選び方
こちらも雨から荷物を守るとともに荷台自体も守ることができるアイテムです。結構使われている方も多いのではないでしょうか。でも軽トラシートとひとくちで言っても大きく分けて2種類あるのはご存知でしたか?それではそれぞれ見ていきましょう。
ターポリンシート
ポリエステルをフィラメント糸で作っていて、ラミネート加工されているのがターポリンと呼ばれる軽トラシートでよく見かける素材となります。最近ではかなりおしゃれなものもを多く、ザ・軽トラシートという感じがしないものいいですよね。それではメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
- 安価
- カラーバリエーションが豊富
デメリット
- 擦れなど耐久性が少し低いのでバタつきに弱い
- 耐候年数1-2年
中には防炎性が多少あるものもあるみたいです。ただ耐候年数が少し少なめなのも事実です。
エステル帆布シート
素材は同じくポリエステルですが、スパン糸というものを使っていうため防水性・耐摩耗性に優れています。表面がざらついておりこすれにも比較的強いのですが、そのせいで汚れも落ちにくいです。エステル帆布は厚みの表記があり5号、6号、7号と番号が増えると同時に生地が厚くなります。軽トラシートは2-6まで色々あります。
メリット
- 耐摩耗性、防水性に優れている
- こすれに強い
- 耐候年数3-4年
デメリット
- 汚れが落ちにくい
- 値段が高い
- 重い
ターポリンほどカラーバリエーションがなくザ・トラックシートという感じではあるものの耐候年数があり丈夫で防水に優れているエステル帆布。じつはポリエステル帆布の略です。
荷台シート棒
さて軽トラのシートを貼って雨や雪などから荷物を守ると上記で言いましたが、シートを貼るだけだと問題がある場合があります。そう。よほどぴーんと貼ってもたわみやくぼみに雨などが溜まってしまうのが残念なところです。それだとシートにも被害がでて最悪中に水漏れしてしまうこともあります。
そんな時は荷台シート棒というものを貼ります。これはシートを貼るときに傾斜を作り雨などが流れて落ちていきやすくなるものです。コチラにも棒を一本斜めにしてかけるものとフレームのようにある程度立体的にするものの2種類があります。
違いといいますと、緊急な場合とかは斜めでもいいのですが、正直斜めにするだけだと傾斜が低く結局たわみに水が貯まることもあります。ただお安いのも事実。逆にフレームタイプは雨などをしっかり流します。また台形になっているので中の空間も気持ち広がります。
まとめ
軽トラは決して安いものではありません、ですが、軽トラを守る商品は意外に安いもの。荷物もそうですが、軽トラ自体も長く使えるようにシートやマットなどでしっかり守っていきましょう。
他にも軽トラの荷台に積む道具ボックスの記事もあります。
こちらはトラック作業で使うことを推奨されている荷台ステップについての記事です。